ども金

久々に江別にあるドラマシアターどもの金曜ライブに参加する。
仕事が終わってからの参加だったので着いた時には20:00を回っていた。
前回参加したのは3.11の前だったように思う。
震災の後、しばらく人前で歌うことを控えていたというより、何を
歌っていいの分からなかった状態であった。



到着した時には酪農大のOBや現役で編成されているず・ぞびぞびずの
演奏中だった。音を楽しむ=音楽を身に持って体験できた、演奏だった。
食事がまだだったのでがまさんお勧めの定食を食べる。
山菜がふんだんに使われ、見た目も楽しい美味しいメニューだった。
これで550円は安い。



続けてこけろさんの演奏。久々に聞いたが、以前より声がとても安定していて
良かったと思う。但し安定した分、もう少し味が欲しいよなと思うのは欲張りか。
この演奏からどものご主人、どもさんが前の席にどっしり座る。



それで次に私の演奏。小室等のカバー3曲。腕の調子が悪いので途中でギターの
演奏方法を変えてごまかす。
もう少し力を抜いた歌い方をしたかったのだが、魔物がついているどもという場所
の魔力なのか、つい力んでしまった。もう少し声のコントロールをしたかった。



私の後は真打登場でゆうみつさんと、板谷みきょうさん。お二方もあまりMCを入れずに
たんとたんと歌われる。やはりどもさんが前にいるせいなのか、今ひとつ調子が出ない
様に思えたのだが・・・。



すべての演奏が終了しどもさんがイベントの宣伝のはずだったのだが・・・・・。
本日の演奏者にきつい批評。3.11以降どう表現者はあるべきか、を提言される。
帰り際にどもさんよりギターの一音一音大切にと、そのももずばり指摘される。
それでも、やっと苦言を言われるようになったのか、自分の中では妙にはしゃいでしまう。
他の人からも悪くはなかったよと言われ、次の自分をやっと見出せた夜であった。



すべては次からなのだろう。
先日読了した「田村はまだか」の「どうせ死ぬから今生きているじゃないか」という一節が
頭の中で響いていた夜でもあった。(この本はおすすめです。)

田村はまだか (光文社文庫)

田村はまだか (光文社文庫)