YASUKUNIを観る

休みだというのに一日中雨。
何にもする気が起きない。
12時頃に目を覚まそうとしたが、結局起きたのは
2時。あわててお店の入金の為に銀行へ。


さてこの後どうしようかと考える。
本当なら映画靖国を見に行く予定だったが、この雨・・・。
しばらく考えたが、行ける時に行かないと、結局は観れないと言う事が
多いので、気を奮い立たせ、雨の中街へ出る。


いくつかの靖国に対する文章を目を通していたが・・・。映画としては
2時間はひどく苦痛。長いし退屈。
映画を観ながら今日が終戦記念日だという事に気づいた。まったくの偶然。
映画も終戦記念日の映像が中心。
まぁ色々考える人がいるなと考えるきっかけになったけど、映画として監督の
意図が見えずらい。


映画に出てくる刀とじの人が、こんな風に使われるとは聞いていないと、削除を
申し出て、監督が説明としたと主張しているらしいが、映像を見るとたぶん監督が
騙したのだろう。


たぶん監督は靖国の存在には反対なんだろうと思うが、その主張の仕方が、どうも
いやらしいと感じてしまった。


どちらにしても、映画だけでは話題にはならなかったと思う。
まぁ観るとそれなりに戦争について靖国について考えるきっかけにはなるが、別に
この映画からなんらかのメッセージや深い感動は与えられない。

右翼が騒ぐほどのメッセージがこの映画にあるとは思えない。
たぶん問題にすらしないだろう。

それよりも、言われているように被写体へのプライバシーの問題とか、映像のとり方が
ひどくある種の不愉快さを感じる。
それはあまりにも自分の都合で映像をとっているからだろうと思う。


人前で「作品」として見せる以上は、(それがプロでなく例え趣味の範疇としても)
見ている人を忘れては唯の独りよがりだ。やはり最低のルールがあると思う。
そう考えさせる映画だった。